生産のもつ技術

ビネガーを作る技術(製造技術)

ものづくりの原点である「生産」の技術は、ただ効率よく商品を製造する技術だけではありません。お客様が求める「おいしさ」とは何か、安心して召し上がっていただけるための品質はどうすれば実現できるのか、徹底的にこだわった技術開発をしています。

①古来からの発酵技術の伝承と
新たな領域への挑戦

酢酸発酵工程には、職人技を要求される伝統的な静置発酵と最新技術を駆使した通気(深部)発酵があります。私たちは伝統的な技術を大切にしながら、最新技術である通気発酵装置を活用することで、おいしく安定的にビネガーを醸造し続けます。近年では発酵のさらなる自動化に取り組み、酢酸菌の大量生産など新しい価値を生み出すことに挑戦しています。

静置発酵
通気(深部)発酵

②おいしさを作るための技術構築

私たちは「良い商品は、良い原料からしか生まれない」というものづくりの考えのもと、原料特性と生産技術の融合で幅広い商品作りを行っています。
生産ラインでは専用のブレンド工程から、ろ過・加熱殺菌を行い、ビネガーやビネガーを使った商品を安定的に生産しています。また、原料にこだわった「だし」を自社で製造するなど、おいしさを作るための技術構築にこだわっています。

③安全安心の品質を作るための技術構築

私たちはグループ創業以来の品質第一主義を基本として、食品安全マネジメントシステム(FSSC22000)の認証、グループを横断した品質監査の実施、積極的なシステムの導入による製品保証やトレーサビリティ、また自社モニタリングや調達原料の品質規格管理システムの構築など、制度・システム面から品質保証の充実を推進しています。加えて、従業員の品質に対する意識と理解を重視し、OJTや勉強会などさまざまな機会を通じた知識・技術の習得、品質第一主義の浸透にも努めており、永続的な企業発展の基盤となる「安全・安心で高品質な食品の提供」を担保するため、万全な体制で取り組んでいます。